
子どもが学校へ行かないと不安を抱くでしょう。子どもが学校へ行かず、家にずっといるという状況に悩んでいる方も珍しくありません。そこで子どもの居場所をつくりたいと考え、フリースクールや塾を検討されるでしょう。この記事では、フリースクールと塾にどのような違いがあるのかを解説します。子どもが安心して日常生活を送れるような環境をみつけられるよう、参考にしてください。
フリースクールは子どもの居場所
子どもが学校に行けなくなるになると、学校でなくてもどこかのコミュニティに入れて子どもの居場所をみつけてほしいと願う方も多いでしょう。フリースクールは、学校ではない施設で、子どもの居場所となり得る場所です。
とくに、いじめが原因で学校に行けなくなった子どもは、心が傷ついているケースが多く、学校に不信感や人と接すること事態に不安を抱えているケースも少なくありません。フリースクールでは、子どもがストレスフリーで安心して過ごせる場所を提供できます。
全国にあり規模もさまざま
フリースクールは日本全国にあり、規模や人数もさまざまです。少人数の場合、スタッフを含めて10人程度のところもあります。また、100人以上という大規模なところもあります。
リラックスしたり勉強したりできる場所
フリースクールは、必ずしも勉強する場所ではありません。勉強する場所でもあり、子どもの居場所でもある場所です。なんらかの理由で学校にいけなくなった子どもたちが安心して過ごせる場所がフリースクールなのです。
フリースクールによって過ごし方やカリキュラムはさまざまです。しっかりとカリキュラムが組まれており勉強がメインの施設や、子どもの意思に任せるスタイルの施設などがあります。
子どもによって居場所に求めるものは違うでしょう。ゆっくりリラックスできる居場所がほしい子どももいれば、しっかり勉強もしつつ自分の居場所がほしいという子どももいます。
読書してゆっくり過ごしたい子や、少しずつまわりの子とコミュニケーションを取りながら穏やかに過ごしたい子など、求めているものもさまざまでしょう。フリースクールは子どものニーズにあったところを選ぶのがおすすめです。
学費や入れる年齢
フリースクールにかかる費用は、施設によってさまざまです。月額は平均3万3,000円ほどでしょう。全体の約4割の月額は1~3万円といった価格帯です。
また、入会費が必要な場合もあります。入会費の平均は5万3,000円ほどで、全体の約3割が1~3万円となっているので参考にしてみてください。
入所については、ほとんどの場合入学試験がないため、基本的にはどんな方でも入学できます。子どものみ引き受けている施設や、高校生から20歳くらいの方も引き受けている施設などさまざまです。
施設によって入れる年齢は決まっているため、めぼしい施設があれば入所できる年齢を確認すると良いでしょう。子どもの性格にあった施設や、やりたいことができる施設がみつかれば、子どもの可能性もさらに広がるでしょう。
特徴はさまざま
フリースクールは場所によってルールや特徴が全然違います。子どもが学校に戻ることを目標としているところや、子どもが安心していられる場所を目的としているのかなど、方針もさまざまでしょう。
なかには、学校のようにカリキュラムが組まれているところもあります。どんな内容のカリキュラムなのかを、事前にチェックしておくとよいでしょう。
また、1人のスタッフに何人くらいの子どもがいるのかというのも大切なポイントです。人数の部分はホームページなのに掲載されていないケースも多々あるため、直接電話やメールで問い合わせてみるのがよいでしょう。
個人の意思を尊重してくれるところなのかや、医療機関と提携しているのかというのもとても大切なポイントです。子どもにあった施設を見つけるためには、いくつか目星をつけてリサーチしておくとよいでしょう。
塾とは目的や役割が違う
フリースクールと似ているもので塾があります。塾とフリースクールでは、なにが違うのでしょうか。塾は、あくまでも習い事であり、フリースクールとは違う役割があります。
また、フリースクールのなかには学校に出席したことになる施設もあるでしょう。ここでは塾とフリースクールの違いについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
塾は学校の勉強をする習い事
フリースクールは子どもの居場所をつくるところです。一方、塾は学校の勉強をする習い事でしょう。塾と比較してみると、子どもの居場所か勉強する場所かという目的や役割に違いがあります。
学校の出席扱いになる場合もある
なんらかの理由で学校に行けず、フリースクールを選択する方もいるでしょう。そこで気になるのが学校に出席したことになるのかという点です。
施設によっても違いはありますが、校長の裁量によって施設に通った期間が学校に行ったことになる場合があります。ただし、すべての施設で対応しているわけではないので、入所前に確認しておくとよいでしょう。
サポート校
フリースクールを調べていると、サポート校というワードが出てくるケースもあります。フリースクールとサポート校は一見似ているように感じますが、まったくの別物です。
サポート校は、通信制高校を卒業できるようサポートしてくれる教育機関で、フリースクールのように子どもが安心して過ごせる場所を提供するのが目的ではありません。このように、フリースクールとサポート校では役割や目的がまったく違います。
さまざまな年代の子と交流が持てる
学校に行かなくなったのは、学校でなにかしらの問題が原因となっている場合があります。なかには、同じ学年の子と接するのがにがてな子もいるでしょう。学校の場合は、学年によって分かれており同じ学年の子と毎日接するのが一般的です。
一方フリースクールでは、学年や年齢といった隔たりがあまりありません。学年が上の子も下の子も混ざりあっているため、同世代と接するのがにがてな子でも安心できるでしょう。フリースクールでは、子どもが自由に過ごせるスタイルの施設があります。
同世代の子とのコミュニケーションが苦手な子でも、安心できる居場所として心の支えになるでしょう。また、子どもがなにか困ったとき、すぐに相談できる環境が整っているのも魅力です。
いじめは少ない
学校に行かなくなった子のなかには、いじめが原因で不登校になった子も珍しくありません。フリースクールにもいじめがあるのではないかと不安に思う方も多いでしょう。
フリースクールも学校と同じように、人が集う場所です。人が集う以上、いじめがまったくないというのはむずかしいでしょう。しかし、学校よりはいじめが少ないのも事実です。
いじめは少人数の方が発生しにくいため、入所する前にはどのくらいの人数がいるのか確認しておくとよいでしょう。また、万が一いじめがあった場合に職員がすぐに対応してくれるのか、相談に乗ってくれるのかも確認しておくのがおすすめです。
まとめ
この記事では、フリースクールと塾の違いについて解説しました。フリースクールは、子どもの居場所をつくる施設であり、勉強のみならず好きなスタイルで過ごせるという特徴があります。フリースクールでは子どもを受け入れていますが、高校生から20歳まで幅広く受け入れているところもあるでしょう。一方塾は学校の勉強をする場所で、習い事の1つという位置づけです。塾は勉強する場所で、フリースクールは勉強したり好きなスタイルで過ごす子どもの居場所という点で目的や役割に違いがあるでしょう。学年でわかれている学校とは違い、フリースクールではさまざまな学年の子と交流が持てます。